障害をお持ちの方々やその家族､ひきこもりや虐待などでお悩みの方を孤立させず､気軽に相談できる場を提供することや､その窓口を設けることの重要性は､年々増加しています。昨今､その窓口は数多く存在しますが､相談へ行く精神的なハードルの高さや､そもそもどこに相談してよいか分からない等の理由から､相談支援が行き届かない方々は数多くいらっしゃいます。そこで今回は､障害その他でお困りの方の様々なケースに柔軟に対応し､必要な機関と連携してサポートを行っている「千代田区障害者よろず相談MOFCA」を視察いたしました。

【視察日程】
8月19日（月曜日）　13：00～15：00
【施設概要】
千代田区一ツ橋1-1-1　パレスサイドビル1階（毎日新聞社ビル）
・地下駐車場有､車椅子リフト有､竹橋駅直結
・保険士､相談支援専門員が常駐
・防犯カメラ設置
・相談スペース
・障害サポート関連情報提供
・フリースペース
・専用カームルーム設置
・スタッフ14名（精神保健福祉士､社会福祉士等､専門資格保有者）
・平日9時から19時。メールは24時間対応。

【視察内容】
MOFCAにて､当日施設ご利用の方々との交流を深めたのち､施設概要とその業務についてご説明､並びに施設内の見学を行いました。
【MOFCAの機能】
1.相談支援機能
2.居場所提供機能
3.諸機関や地域との連携機能
4.広報機能

【所見】
2018年9月開設以来､利用者は増加傾向にありますが､まだまだ認知レベルは低いと感じました。障がいの属性は､精神障害､発達障害を中心に多岐にわたり､虐待に関する相談もあるとの事でした。
MOFCAは障害者に対する相談事業という新しい形態で施行されていますが､実態が把握しづらいなか､様々な悩みを持つ方々を社会から孤立させない大切な役割を担っていると思います。千代田区､町会､民生委員など多彩な協力を得て､更なる活動を期待すると共に､私も区政報告会や保健福祉委員会において､MOFCAの紹介や告知を行うなど､微力ながら活動を支援していきたいと考えています。