カトマンズ(ネパール連邦民主共和国)
人口67万人・面積51k㎡・共和制
2001年秋頃、私はカトマンズを訪れました。
当時赴任していたバンコクから飛行機で3時間30分、エベレストなど8000m級のヒマラヤ山脈が出迎えてくれました。空港に着くとリクシャ(人力車)など何十人もの人達に揉みくちゃにされ、ここがアジア最貧国である事を実感、タメル地区で探した宿は1泊5$でした。
まさに喧噪と呼ぶにふさわしいカトマンズの街は、お世辞にも綺麗とは言えませんが、そこで暮らす人々のたくましさが、数日も経つと自分にも備わったかのような錯覚に陥り、どんどん居心地が良くなって行きました。
この国では、小学校を卒業できるのは約半数であり(識字率49%)、カースト制度の影響も根強く、なかなか民主化・近代化が進まない様子でした。現在は、内戦を経て王政から共和制へ移行し、憲法制定などを行っているそうですが、未来に向けてまずは政治を安定させ、教育の充実を図って欲しいとと思います。
タメル地区
当時バックパッカーの聖地と言われた安宿街。
ゲストハウス
タメル地区の安宿です。1泊5$(約400円)のトイレ・シャワー付でお湯も少しだけ出ました。
アサン広場
人が多くて汚くて騒々しい街、まさに喧騒。
ダルバール広場
近くにあるクマリの館では、女神クマリの化身として崇拝される少女が住んでいます。
ボダナートのストゥーパ
ネパール最大の仏塔で、古くからチベット仏教徒の巡礼地だそうです。
スヤワンブナート
郊外にあるヒマラヤ最古の寺院。
サドゥー(修行者)
巡礼に訪れた修行者、マリファナ吸ってました。
パシュパティナート寺院
1500年以上も昔から巡礼の地となっているネパール最高のヒンドゥー教の聖地。
寺院に面したバグマティ川
火葬が行われているすぐ脇で遊んでいる少女。生きることと死ぬことが日常の中に同居しているような光景。