明治大学大学院(青山教授)の政策研究集中講義の一環として視察を行いました。
1.東京港湾・臨海副都心等埋立地
2.仙石山森タワー
3.丸の内プロジェクト
それぞれの現場では、東京都港湾局や森ビル、三菱地所の担当の方より直接ご説明を頂き大変有意義な視察となりました。
1.東京港湾・臨海副都心等埋立地
竹芝桟橋より、視察船「新東京丸」にて東京湾を見学、船内では東京都港湾局より東京湾の減現状や抱える課題について、また廃棄物処分場の整備についてご説明を受けました。
課題である東京湾の国際競争力の低下は、1980年にコンテナ取扱ランキングで世界5位だったのが2010年には17位に落ちているとの事でした。川崎港、横浜港との三港連携や港湾コストの低減など早急な対応が迫られています。
2.仙石山森タワー
8月に竣工した「虎ノ門・六本木地区第一種市街地再開発事業」である「仙石山森タワー」は、地上47階(199m)の高層ビルで、下階部に住宅、上階部に事務所が配置されています。約30%の緑被率やLEDの採用、太陽光発電や雨水利用などの環境負荷低減により、CASBEE(環境評価)で最高のSクラスを取得しています。
保育園も設置されるらしく、職住近接のモデルケースとして、千代田区としても大変参考になり注視して行きたいと思います。
3.丸の内プロジェクト
大手町・丸の内・有楽町地区の整備について、三菱地所様よりご説明を受けました。地権者が自ら具体的な街づくりを考える「大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会」が設立され、東京都、千代田区、JR東日本と共に公民協調によるまちづくりが実践されています。自宅から歩いて行けるところにある、就業人口23万人、区域内1部上場企業の連結売上高約124兆円にもなる我が国の経済を支える地域が、国際都市間競争を戦っていると考えると、千代田区の役割は、ひとつの基礎自治体を超えた責任があると強く感じました。
この視察で最も楽しみにしていたのが、千代田区模型です。1/1000で作られた巨大な模型は、ひとつひとつの建物が再現されており、私も自宅があるビルを必死に探してみました。千代田区民必見です。最期は、丸ビル10階にあるエコッツェリアをお借りしての懇親会を開催し、大いに盛り上がりました。2次会、3次会と話は尽きず、本当に有意義な1日でした。ご説明頂いた方々、参加された学生、OBの皆さん、ありがとうございました。