2020年夏季五輪の招致を目指す東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会と東京都は、立候補ファイルを国際オリンピック委員会に提出しました。ハード整備で最大のものは、メインスタジアムとなる新国立競技場です。皆さん、TVや雑誌で既にご覧になっているとは思いますが、賛否両論のこのデザインはどう感じましたか?
私は、大胆な流線形の斬新なデザインは、強烈なインパクトを東京に与えてくれると期待しています!
基本構想は、英国の設計事務所、ザハ・ハディッド・アーキテクト案が採用されました。工事費は約1300億円で、2019年3月に完成予定だそうです。CASBEEのSランク取得や大規模災害時の広域避難場所とするなど、防災・環境配慮も計画されています。個人的には、サッカーの聖地である国立霞ヶ丘競技場の建替えなのでサッカー専用スタジアムになればと期待しましたが、オリンピックのメインスタジアムならば陸上トラックも必要となりますね。8万人収容の開閉式屋根付きスタジアムは今から楽しみです。
一方、2014年7月から解体される国立霞ヶ丘競技場には、本当に沢山の思い出があります。1985年のWカップメキシコ大会アジア予選での日韓戦、1993年のJリーグ開幕戦、数え切れない日本代表の試合、トヨタカップ決勝、高校サッカー選手権。歴史に残る多くの試合を、スタンドから見守って来ました。無くなるのは寂しい気もしますが、最近は代表やクラブWカップの試合も多くは埼玉や横浜で開催されています。世界レベルのスタジアムが出来たら、大切な試合は是非国立競技場に戻ってきて欲しいと思います!
(画像:東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会)