ブリュッセル (ベルギー王国)
人口105万人・面積161k㎡・立憲君主制
2013年の夏、ブリュッセルを訪れました。ユーロスターを利用し、ロンドンから1時間50分の近さでした。ちなみにアムステルダムからも1時間54分、パリまでは1時間22分と、大変交通の便が良い所に立地しています。何のトラブルもなく、ブリュッセル中央駅前のホテルにチェックインを終え、早速、街を歩くことにしました。
ベルギーは主に、フラマン民族(オランダ語)とワロン民族(フランス語)によって構成されています。言語戦争と呼ばれる対立を繰り返しながら、現在の豊かな国を築いてきました。ゲルマンとラテンの接点として「欧州の心臓」と呼ばれ、首都ブリュッセルには欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)の本部などが置かれています。また、中世の街並みが残り、緑が豊かな国際都市は美食の都としても有名です。欧州ではフランス料理以上と呼ばれ、神田の美味しいベルギー料理店に通っていることもあり、ベルギー料理やチョコレート、ワッフル、そして多様なビールも楽しみにしていました。
ブリュッセルの中心地は、インナーリングという環状道路に囲まれています。このインナーリングは、14世紀に築かれた城壁の跡であり、頑張れば歩ける範囲でした。地下鉄やトラムも走っていて便利です。まず旅行者が最初に訪れる場所はグラン・プラス(大広場)です。広場の周辺は15世紀に建築されたゴシュック建築が囲み、まるでタイムスリップしたかの様です。近くには有名な小便小僧もありました。
ブリュッセルはフランス語とオランダ語が公用語であり、街中にある看板や標識、駅名などはフランス語とオランダ語の二ヶ国語で表示されています。市民は使う言語によって通う学校なども異なるそうです。この街の文化はローマ時代までさかのぼらなくてはなりません。ゲルマンとラテンという欧州の2大民族が融合し、それぞれの文化が調和したこの小さな都市は、欧州連合(EU)の先駆けともいえる政治的な先進性と中世の街並みが共存する美しい街でした。
グラン・プラス市庁舎
15世紀に建てられた後期フランス・ゴシック様式の建物。不細工な千代田区役所とは大違い。
グラン・プラス(北側建築物)
昼も美しいですが、夜はライトアップされ更に壮麗でした。
グラン・プラス(ブラバン公爵の館
110mと70mの方形広場は夜遅くまで、大勢の人々で賑わっていました。
グラン・プラス(北側建築物2)
ヴィクトール・ユーゴが「世界で最も美しい広場」と称賛したそうです。
ベルギー料理「ケルデルク」
オープンデッキが心地よく、食事も素晴しく何度も通いました。
ムール貝の白ワイン蒸
ベルギー料理の代表格。バケツいっぱいに出てきます!
サン・ミッシェル大聖堂
壮麗なゴシュック様式の建物。
王宮
山の手地区にある宮殿。凄く大きいけど、特に?….って感じでした。
小さな広場
中央駅のすぐ裏手にある広場。夜は大変な賑わいとなります。
グラン・サブロン広場
アンティークの市が開かれていました。私には、ガラクタ市にしか見えませんが。
ブリュッセル中央駅
モダンで綺麗な中央駅。ベルギー各地へのサイドトリップに便利でした。
ブリュッセル中央駅2
凄く大きな時刻表。数ヶ国語に対応し、検索も簡単で、大変お世話になりました。
ベルギービール
これは、修道院で造られたビール。アルコール度数が8度と高く、苦い種類やすっぱい種類など沢山あって、良く分からなくなりました。
ピエール・マルコリーニのマカロン
日本では高いので、少ししか食べれません。この際に大人買いし、お腹いっぱい食べました。夢がひとつ叶いました!