活動レポート

[2013年12月29日] 土壌再生・生コン工場視察

DSCN1588明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科の青山・荒川先生合同授業に行ってきました。視察先は以下の通りです。
1.土壌浄化施設(ケイエスライン株式会社)
2.汚泥の再生リサイクルプラント(株式会社JRC)
3.生コンクリート工場(株式会社内山アドバンス)
視察終了後は浦安市内のホテルにて、松崎浦安市長をお招きし、懇親会を開催しました。普段殆ど接する事が出来ない材料系プラントの視察でしたが、日本の建築現場を支えている重要な分野であり、大変有意義な視察となりました。


DSCN1583土壌浄化施設(ケイエスライン株式会社)は、汚染された土壌を三段階の洗浄工程により効果的に浄化するプラントでした。簡単に工程を説明しますと、第1洗浄部で、汚染土壌を水流により洗浄、解泥し小粒の粒子とします。第2洗浄部では、摩擦洗浄機により丸い粒子へと整粒されます。そして第3洗浄部にて、粒子と水分が分離され仕上げの洗浄が行われます。もちろん、浄化された土壌はリサイクル製品として再利用されています。

DSCN1586次に訪れた汚泥の再生リサイクルプラント(株式会社JRC)は、建築汚泥を主原料に、再生砂・再生土を生産するプラントでした。1次処理で100mm以上のがれきを除去、石灰や改良材を添付し、混練りと解砕を行います。そして、2次処理で40mm以上と20mm以上、それ以下に粒度を区分されていました。24時間製造可能とのことでした。

DSCN1594最後の生コンクリート工場(株式会社内山アドバンス)浦安工場は、主に浦安市に提供しており、殆どの大型建築物に使用されているとのこでした。円筒形の建屋の中に材料が入っており、それらを制御室からの指示により、配合が行われていました。

DSCN1598私は建築学専攻で1級建築士も取得しましたが、計画系なので材料は詳しくありません(笑)。ただ、最も好きな建築物のひとつであるローマのパンテオン(AC128年)はコンクリート造の巨大建築物であり、ローマ時代から現在に至るまでコンクリートが使用されていたことは大変興味が湧きます。まだまだ、多くの可能性を秘めていると思いました。

DSCN1604建築物の強度を左右するコンクリートの品質管理は大変重要です。視察では、スランプ試験や空気量試験、圧縮試験を実際に行ってくれました。私も学生の頃、供試体を作ってアムスラー試験機で圧縮破壊試験をやっていたことを懐かしく思いました。
年末の3連休中にも関わらず、私達の為に準備やご説明を頂いた柳内社長、鈴木代表始めスタッフの方々に、心より御礼申し上げます。日本を支えて頂いている皆さまの、技術と品質の志を大切にしたいと改めて感じた視察となりました。

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内田 直之 事務所

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