浦安市商工会議所にて、「地域活性化ワークショップ」を開催しました。ワークショップとは、学びや創造、問題解決の手法のひとつです。参加者が自発的に作業や発言を行う環境が整った場において、ファシリテーター(進行役)を中心に、全員が参画して進めます。企業の研修や住民参加型まちづくりの合意形成手法としても良く用いられており、私もTOSTEM(現LIXIL)時代には、問題解決や新商品創造、職場環境の改善など多くのワークショップを経験して来ました。今回は、内田都市建築デザインとして主宰させて頂きました。
浦安市商工会議所青年部の皆様と「浦安市の地域活性化を図るために、どのような手段が可能か、関係者で意見交換を行い、今後の取組みに役立てる」事を目的としました。
講師として、明治大学大学院の源由理子教授をお招きし、第1回(12月10日)、第2回(1月15日)、第3回(1月29日)17:00から20:00(各3時間)に行いました。
ワークショップのルールは至って簡単です。
・大型ポストイットにアイデアを書く(視覚化)
・具体的に書く
・ひとつのアイデアを1枚に書く
・誰が書いたか問わない
・否定はしない(尊重する)
❏第1回では、源教授からワークショップの概要の説明を受けた後、自己紹介を行い、早速意見交換へ入ります。
①地域活性化を阻害している問題は?
②それらの問題を解決する手段は?
❏第2回では、前回分析した課題と要因を整理し戦略を決定します。
①最終の区的は?
②主要方策とそれを実現する為の個別方策は?
❏第3回では、それぞれの方策を具体的な活動計画とします。
①計画案の作成(名称・時期・成果・体制・主体・内容・注意点・連携等)
②ワークショップを経験した感想
このワークショップの結果(最終目的)
「浦安市の地域活性化を目指すためには、元町、中町の活性化が必要であり、その上で新町も含めた各地域の特性を引き出しつつ、浦安市全体を盛り上げるための地域間コミュニケーション(連携)を図っていく」と設定されました。
そして、3つの主要方策が挙げれ、活動計画案が作成されました。
①若者が集うまち ②浦安駅前の再開発 ③浦安に人が集う
地域活性化のワークショップを終えて感じたことは、個々の参加者が、それぞれの地域や立場、経験から、多様で真摯な想いをお持ちであることが良くわかりました。その意見や考えが視覚化され、更に新たなアイデアが生まれる過程も明確となりました。個々が集団となることで、更に創造性が高まり、参加者全員が想いを共有できることが、ワークショップの最大の成果だと思います。
今後も、色々な地域での問題について、この手法を用い解決のお手伝いが出来れば良いなと思っています。私自身も、大変勉強になったワークショップでした。源由理子教授、浦安市商工会議所青年部の皆様、事務局の皆様、本当にありがとうございました。
最後に、浦安の事を沢山考えた結果、すごく親近感が湧き好きになりました。ディズニー以外の浦安にも注目したいと思います!