千代田区議会第1回定例会が、2月24日から3月19日の日程で開催されました。この第1回定例議会は平成26年度の予算を集中的に審議する、特に重要な定例議会となります。
その予算関係は、平成25年度千代田区一般会計補正予算が1件、平成26年度各会計予算が4件、計5件の議案となります。更に、条例関係では、新たな条例制定が2件、条例の一部改正が7件審議されました。
私はこの予算委員会の中で、平成25年度千代田区一般会計補正予算については「耐震診断助成金の減額修正」について、また平成26年度千代田区一般会計予算では「児童遊園の有効利用」について質問を致しました。
補正予算案では、特に「耐震診断助成金の減額修正」において、計上予算23億1200万円に対し、執行率が18.2%に留まり▲18億9200万円という大きな減額修正との説明がありました。千代田区の防災対策は、建築物の耐震対策といっても過言ではありません。非常に低い執行率は大きな問題であり、その要因と対策について質疑を行いました。
次に「児童遊園の有効利用」について、千代田区内25か所の児童遊園では、実際に子ども達が利用している公園は4か所しかない事を区役所として認識させた上で、ボール遊びや高齢者が利用できるなど、有効活用すべきと提言致しました。更に、喫煙者が多く子ども達が遊べない状況や、ゴミが散乱している状況も踏まえ、地域住民のニーズにあった活用も提言しました。あわせて、使いやすくする為に、名称変更もすべきとしました。千代田区執行機関は一定の理解を示して頂きましたので、次は具体的な政策立案を進めて行きたいと思います。
また、この第1回定例会では新たな条例として、以下の2件が審議され、可決されました。
●千代田区公契約条例
区が締結する請負契約に基づく業務等において、当該業務従事者の適正な労働環境を確保するため、賃金下限額以上の賃金の支払いや社会保険等への加入の義務づけ等を定める条例。平成26年10月1日施行。
●千代田区公共の場所における客引き行為等の防止に関する条例
区内の繁華街等における客引き行為等を防止するための条例。平成26年4月1日施行。