5回目となる「視察ツアー」を開催しました。「視察ツアー」とは、少人数で楽しく勉強し、意見交換(飲み会?)を行う社会見学会です。今回見学したのは、森美術館開館10周年記念として開催されていた「アンディ・ウォーホル展」です.誰もが知っているポップ・アートの旗手アンディ・ウォーホル(1928-1987年)は消費社会と大衆文化の時代を背景に活躍した、20世紀後半を代表するアーティストとして有名です。今回も森美術館シニア・コーディネーターの田篭美保さんに、ご説明を頂くことができました。
この展示会は、700点にもおよぶ初期から晩年までのウォーホルの作品と資料を包括的に紹介した、日本では過去最大級の回顧展らしいです。ウォーホル作品のアイコン的存在である、シルクスクリーンによる名作の数々や、マリリン・モンローやエリザベス・テイラーなどを描いた「スターの肖像」シリーズなど、ウォーホルの代名詞ともいえる超有名な作品が惜しげもなく展示されていました。
ウォーホルはカーネギー工科大学で絵画デザインを学び、卒業後はNYでグラフィックデザイナーとして成功を収めました。その後、アーティストへ転身し、シルクスクリーンを使用した絵画作品を多数発表しました。キャンベルスープ缶は、彼の代表作として有名です。また、モンローやリズ、エルヴィスなどスターの肖像画は、誰もが知っている代表作となりました。
マルチクリエイターとして、デザイナー、アーティスト、映画監督、音楽プロデューサーそして企業家などなど、さまざまな顔を持つウォーホルは、私にとって最もアメリカを感じる人物のひとりでした。この莫大な作品や資料を見て、改めて多彩な才能を確認することが出来ました。
見学後はお約束ですが、六本木ヒルズのお店で、意見交換会(飲み会?)を行いました.年齢も職業もバラバラですが、今回もまたまた本当に有意義かつ楽しい会となりました!