平成27年第4回区議会定例会にて､自由民主党を代表して質問を行いました。議員になって5年目で初めての代表質問です。区政に対して広範囲な質問となり､準備には一般質問の何倍も時間を費やしましたが､まずまずの出来だと思います。笑 発言項目は以下の通りです。
1.千代田区が果たすべき役割と地方版総合戦略
2.社会的包容力を持ったまちづくり
3.ユニバーサルデザインによるまちづくり
4.無料Wi-Fiの整備
5.外濠公園総合グランドの人工芝化と多目的運動施設への整備
6.高齢者サポートセンターの運用及び医療と介護の連携
7.予算編成の基本方針
8.新公会計制度導入の意義と課題
全ての項目で前向きな答弁を頂きました！特に､外濠公園総合グランドの人工芝化と無料Wi-Fiの整備は､積極的に進めると確約も頂き､大きな成果を得る事が出来ました!!
質問の様子は､千代田区HPの下記サイトからご覧になれます！
http://www.kensakusystem.jp/chiyoda-vod/index.html
【質問①】
都市間競争の時代を迎え､首都東京が果たすべき役割､その中核を担う千代田区の役割は､他の自治体とは大きく異なる。「選択と集中」による都市政策の方向性､並びに､千代田区独自の「創生総合戦略」についての見解を問う。
【答弁①】
首都東京､そして千代田区が果たすべき役割は議員ご指摘通りである。国は「東京一極集中の是正」を掲げているが､千代田区独自の「総合戦略」では､「地方との連携」を基本目標とし､地方との共生をめざす。
【質問②】
豊かな地域社会や共生社会を実現するなかで､人々が何らかの理由により排除される事がない社会的な努力である「社会的包容力」を持ったまちづくりが､千代田区にも必要であると考えるが見解は？
【答弁②】
ユニバーサル社会の実現を目指す千代田区にとって､「社会的包容力」を持ったまちづくりは極めて重要な視点であり､「共生」の理念と相通じるものである。鋭意取り組んで行く。
【質問③】
千代田区での「外国人旅行者の利便性向上」や「地域・観光情報の発信」「災害時の情報共有」を目的とした､無料Wi-Fiの整備を早急に行うべき。
【答弁③】
議員ご指摘通りであり､早期に無料Wi-Fiの整備に取り組む必要がある。年内に本庁舎とかがやきプラザ及び遊歩道に設置､年度内に千鳥ヶ淵ボート場や出張所にも設置し､課題を検証して行く。平成28年度の本格的な整備に向けて､検討している。
【質問④】
住宅や公共施設､公共交通機関のバリアフリー化に留まらず､区民サービスから事務事業に至るまで､ユニバーサルデザインの視点での検証も必要であると考えるが､見解は？
【答弁④】
議員ご指摘通り､ソフト面についてもユニバーサルデザインの視点での検証が必要。東京オリンピック・パラリンピックに向けて､更に周知･徹底を図り､ユニバーサル社会の実現に取り組む。
【質問⑤】
区内唯一の屋外施設である､外濠公園総合グランドを人工芝化する事で､利用日数を最大約１７０％まで拡大する事が可能。あわせて区民ニーズにあった多目的運動施設への整備を提案する。
【答弁⑤】
議員ご指摘通りの実態である。都心における限られた屋外スポーツ施設であることから､区民の利便性の向上を図るべく､多目的利用や人工芝化の実現に向けて､関係団体との協議を積極的に進めて行く。
【質問⑥】
高齢者総合サポートセンターの開設にあたり､効果的・効率的な運用とその課題は。また､医療と介護の連携では､具体的にはどの様な役割を果たし､団塊世代が全て７５歳以上となる２０２５年を､どう予測しているか。
【答弁⑥】
かがやきプラザの整備で､高齢者に関する課題が直ちに解決する訳ではなく､新たなスタートである。地域包括ケアの課題解決に向けて､多様な意見や要望を受け止め､期待に応える努力を行う。また､2025年以降も高齢者の増加は続くと予測､連携体制を確立することが､将来に渡り極めて重要である。
【質問⑦】
理不尽ともいえる税源の偏在是正について､本区への影響を見据え「安定的な区民サービスを実現する予算編成の基本方針」について､また､千代田区の地域特性を踏まえた「地方との連携」への取組みについて､見解を問う。
【答弁⑦】
税財源偏在是正措置は撤廃すべきであり､23区長会､東京都と歩調を合わせ､反論の要請行動をしている。区政運営においては､行革条例を踏まえつつ､効果的･効率的な財政運営を行う。また､再編した基金を有効に活用し､借金をしない財政運営を維持する。
【質問⑧】
新公会計制度導入における財務諸表は､区民サービスの向上に繋がることが重要。より実効性のある制度とする為に､この制度の意義や必要性をどの様に認識し､区民への説明責任や職員の理解を推進するのか。
【答弁⑧】
議員ご指摘通り。今年度中に固定資産台帳の完成に向け､取り組んでいる。新公会計制度の導入を契機にご指摘の諸課題についても取り組んで行く。職員向けの研修を継続的に行い､円滑な導入に向けて取り組む。